♪楽しく上達♪ 基本を大切に ⑤視線の先は?

レッスンの時に鍵盤の上の自分の手だけをじっと見て弾く生徒さんがときどきいます。
頭の中に暗譜したものを頼りに曲を弾いています。と言うより、曲を耳で覚えて弾いています。

暗譜しているのだから、これでいいのでしょうか?

答えは「いいえ」です。
自己流で暗譜したものは、かなり不完全なので途中で手直しが必要になってきます。
でも途中で曲を止めると、楽譜の中のどこを弾いているのかがわかりません。耳で覚えただけではわからないのも当然です。
さらに悪いことに、家で練習の時に譜読みが遅いため、ドレミをカタカナで書いて暗譜していることもありえます。これではますます譜読みが遅くなってしまいます。(音符の読み方は、♪楽しく上達♪ 基本を大切に ④音符の読み方、をご覧ください)

弾いている時の視線の先は「楽譜の中の弾いている箇所の音符」です。
しかもただ見ているだけではありません。自分が見ている音符が何の音なのか「読んでいる」のです。読んでいなければ譜読みの練習にはなりません。
そして読みながら指は鍵盤の上を動いていきます。だから鍵盤はほとんど見ません。

この方法で練習するなら譜読みはどんどん速くなっていきます。
そして上手に弾けるようになる頃には楽譜が頭の中に入っているので、暗譜も簡単にできるようになります。

譜読みが苦手だから暗譜するのではなく、正しく譜読みした上での暗譜が大切なんですね。

生徒のみなさん、楽譜をしっかり「読んで」くださいね!