ピアノキッズの初心者ママにできること~その2・3つの注意点

 

お子さんがピアノを習い始めたら、お母様にはできることがたくさんあります。

その1ではお母様の気持ちの持ち方をお話しました。
こちら→ピアノキッズの初心者ママにできること~その1

今回は、ぜひともこれだけはやらないで~!

という注意点を3つ。

 

 

1.毎日の練習をおやつや物と引き換えにしないこと

毎日練習するのはおやつのためではなくて自分のため。

おやつや物といつも引き換えにしていると、いつのまにかおやつがなければ練習しない子になってしまいます。

毎日の練習をお子さんときちんとお約束して、約束が守れたらたくさんほめてあげてください。

毎日ちょっとずつ上手になっていることをお子さんに実感させてあげてください。

 

2.お母様がピアノを弾いて、お子さんに教えないこと

お母様がピアノを弾くと、お子さんはそれをしっかり覚えて楽譜を見ないでまねをしてしまいます。

楽譜を読む努力をしなくなります。

そして楽譜が読めない子どもになってしまいます。

だからお母様は宿題の曲を弾かないでくださいね。

代わりに、お子さんが弾けないときは、読めない音符を一緒に考えたり、カードで復習したり、リズムを練習したり…
お母様がやれることはたくさんあります。

宿題の曲を何とか次のレッスンまでに弾かせなきゃ!と思うのではなく、
お子さんがつまずいているところを一緒に考えて、お子さんの練習をサポートしてください。

おうちでの練習はお子さんができる範囲で大丈夫です。
つまずく箇所は先生に教えてくださいね。
先生、いろんな対処方法を持ってます♪

自分で楽譜を読んで自分で弾く習慣が身につくと、お子さんはどんどん上達します。
初めは時間がかかっても必ず成果が表れます。
進度を気にするのではなく、お子さんの基礎をしっかり据えましょう。

 

3.他の子どもと比較しないこと

○○ちゃんより上手にできたね。

お姉ちゃんよりもうまいよ~。

など、他の子どもと比較すると、そのことで「うれしくなったり」「悲しくなったり」

自分自身の上達を喜べなくなります。

もっと上手な子はいつでもいるのです。
つまり比較されると、うれしい気持ちよりも悲しい気持ちの方が多くなります。

 

ピアノで自分自身の上達を喜べるお子さんは、他の人を気にしないで自信をもって演奏することができるようになります。

優越感や劣等感ではなく、うれしい気持ちや楽しい気持ちで演奏するとすてきな音楽が奏でられます。

だから比較はしないでくださいね。

 

ママにできること、ママにしかできないこと。

ピアノキッズを上手にサポートできると、お子さんはのびのびと楽しく上達していきます。

ママの期待する進度ではなく、お子さんそれぞれのスピードで。

ママもピアノキッズの成長を楽しみましょう♪

 

続く→ピアノキッズの初心者ママにできること~その3・ママの役割は?