楽譜を読みながらピアノを弾く幼児たち~思わぬ落とし穴がっ!
にいおかピアノ教室で先日行われた2020年秋のzoomミニコンサート
今まで練習した曲や今練習している曲の中から好きな曲を選んで弾こう!というコンセプト。
もう弾けている曲だから準備期間は2週間から1か月。
人前で演奏するのは初めて!という幼児の生徒さん達も多数参加。
幼児たちは、人生初めてのことなのでコンサートのルールは全く分かりません。
だから先生が初めに教えることは、
「コンサートの時は、途中で間違って止まったら曲を何度も弾き直していいと思う?いけないと思う?」
ほとんどの幼児の生徒さんの答えは、
「いいと思う~♪」
…残念。
いつもレッスンでは、「何度間違っても大丈夫だよ~、がんばって何度も弾こうね~」と言っているのですから当然の回答です。
でもでも、コンサートでは違うんです。
「1回で上手に弾けないといけないんだよ~。弾き直しなし!」
幼児の気持ち
ショック…で、青ざめる。
と、こんな感じでルールを説明しながらレッスンをするわけですが、想定外で言い忘れたことが1つ!
にいおかピアノ教室では、幼児がピアノのレッスンを始めた初期の段階から、
楽譜をしっかり目で追って、指を動かす練習を始めます。
だからどんなに小さな幼児でも一生懸命に楽譜を読もうとがんばります。
えらいなぁ。
でもこれがミニコンサートでは思わぬ事態に発展。
ミニコンサートの演奏写真をチェックしたところ、幼児の生徒さん達数名がまっすぐ前を見ながら…つまり何もない譜面台をまっすぐ見つめながら、指を全く見ないで最後まで暗譜で演奏しているのです。
日ごろからレッスンでは、「指を見ないで、楽譜を見て弾こうね~」と言っていたのは私です。
幼児の理解=指を見てはいけない
いえいえ、楽譜が目の前にないのなら、指を見ていいんです。
何も置いていない譜面台を見つめるよりは、自然に指を見てほしかった。
先生の教訓。
暗譜したら指を見ながら弾いていいんだよ~、の一言を前もって伝えること。
もしかしたらzoomミニコンサートだったからこそ発見できたことかもしれません。
至近距離のアングルで生徒さんの演奏を楽しめますから、余計によくわかる。
加えて準備期間が短かったので、暗譜したばかりで曲が指と体に定着していなかったのも原因かも~。
通常の発表会では2、3か月しっかりと練習するので、こういう事態になることはないのです。
余談ですが、準備期間が短かったので暗譜できなかった幼児の生徒さん達は、「ぜひ楽譜を見て弾きたい。そのほうが安心」と言っていました。
手まね物まねで曲を覚えるのではなく、楽譜を読みながら一生懸命演奏する幼児たちを見て、
「これはすごいことなんだよ。がんばろうね~。絶対上手になるからね~」
と心からエールを送ったのでした。
教訓。
どんなに簡単な曲でも幼児のためにきちんと準備期間を取りましょう。
と、いろいろと反省点はありますが、zoomでとっても良いコンサートができました♪
オンラインコンサートって意外にいけるかも!です。
詳しくは、また後程。