幼児のレッスン③臨機応変に

幼児は自分の気持ちにとっても素直です。
楽しければレッスンもスムーズに進みますが、何か不安があるとレッスンするのが嫌になります。

先日こんなことがありました。

レッスンを始めようと思ったとたん、
「今日はやらない」

…なんで?
心の中でびっくりしましたが、理由を尋ねてもよくわからなかったので、
「それじゃあこの絵を見てみようか」
と言って、先週覚えた指の番号が書かれているイラストを見ながら指の復習をしました。

ピアノを弾かない、と言っていたのでそれ以外はできるかな、と思ったらその通り!
机の上でいろいろできることをやって、気持ちが乗ってきたところで私がピアノを弾きます。
そうするとピアノのそばに来て、弾きたそうにします。
「○○ちゃんも一緒に弾いてみる?」
「うん」

レッスンは無事終了しました。

後でわかった事は、うまく弾けないから「弾きたくない」、だったのです。
ちゃんと理由があったんです。
理由がわかれば次のレッスンでどう対処したらいいのかがわかります。

幼児には幼児なりの気持ちがちゃんとあって、それをどうくみ取るかがレッスンには大切かな、と思います。

時には臨機応変に

先生の思い込みではなく、生徒さんそれぞれの気持ちを大切にしたレッスンができたら最高ですね。なかなか難しいことだけど…