達成感と喜び
フィギュアスケートの浅田真央ちゃんが、現役続行することになりました。
とうとう…と、感慨深いものがあります。
いばらの道と言ってもいいくらい大変な決定をしましたが、続行の理由の一つとして、
「上手に演技できた時の達成感と喜びをまた味わいたい」
と言っていましたね。
これを聞いて、ピアノの練習とよく似ているなぁ、と思いました。
ピアノの初心者でも上級者でも、初めての曲を練習する時、楽譜を見てもすぐに上手に弾けるようにはなりません。毎日毎日コツコツ練習して、ちょっとづつ上手になっていきます。
上手になるまでの長い期間は、ずーっとヘタなんです。それでもあきらめずに練習するのはどうしてでしょう?
昨日より今日は上手になった、という達成感と喜び。そして、その曲を上手に弾いている自分を想像すること。これが希望になり練習の力になります。いやいやではなく、楽しいことなんですね。
現代は豊かになってすぐになんでも手に入る世の中になりましたが、その反面、我慢することができない子ども達が多くなりました。
コツコツ練習することよりも、努力しないですぐに上手になりたいと思います。
すぐに上手にならなければ、あきらめてしまう。
フィギュアスケートもピアノも上手になりたいなら努力が欠かせません。
努力することはつらさや我慢と結びつけられがちですが、努力するなら必ず上達するので、達成感や喜びがとても大きくなります。
その達成感と喜びが味わいたくてまたコツコツ練習するんですね。
だからピアノの練習は単に音楽のお勉強というだけではなく、地道な努力や忍耐力など将来、社会に出た時にとても役に立つ資質を身に付ける場にもなるんです。
ピアノってすごいなぁ♪