レッスンでのこだわり~テキストはいちどに4,5冊
ピアノを上手に弾きたいな♪
みんなそう思ってレッスンにやってきます。
上手になるためになにより大切なことは?
音符を速く読めるようにすること。
音符が速く読めると、ピアノを弾く時間がたくさん取れるようになります。
音符が速く読めないと…ピアノのイスに座ったまま、じーっと音符を読む時間が過ぎてしまい、練習時間が短くなります。
音符が速く読めるようになると、学校での伴奏者に選ばれることも多くなります。
なぜなら他の人が楽譜を読むことに時間を使っている間に、ピアノをどんどん弾いて練習することができるから。
譜読みのスピードが速いほど、大きくなるまでピアノを続けている傾向があります。
中学生になってテストや部活があったとしても、すぐに楽譜が読めるなら短い練習時間でそれなりに弾けるようになるので、ストレスなく続けられるのです。
生徒さん達にとって譜読みの時間が一番ストレスかもしれませんね。
だからこそ、ピアノのレッスンを始めたその時から、
音符を速く読めるようにする工夫がたいせつ。
どうやって?
いろいろな方法がありますが、
レッスンで一度に使用するテキストを4から5冊にして、簡単な曲をたくさん練習すること。
人は初めて見た楽譜の音符を自分で読むときに、いちばん音符の音名を記憶するそうです。
難しい曲を1曲だけ1ヶ月間練習するよりも、簡単な曲を1ヶ月に20曲以上練習する方が、初めて読む音符の数が多くなりますね。
初めて読むことで、音符の音名が脳に定着していきます。
難しい曲が上手に弾けるようになるまでには時間と忍耐力が必要なので、とくに初級の生徒さん達にとっては「楽しくない練習」になってしまうことも。
自分にとって簡単な曲なら、自分でどんどんテキストを進めて、1週間で10曲以上弾いてきたりします。
どんどん弾けて、生徒さん自身が楽しいからです♪
家での練習時間の点でも、
1曲の練習に毎日30分、けっこう大変です。
10曲の練習に毎日30分なら意外にあっという間にできるもの。1曲3分です!
同じテキスト1冊だけで10曲を宿題にすると、どんどん難しい曲に進んでしまい、まだそこまでの技術が身に付いていないのに弾かなければいけなくなってしまいます。
それを防ぐために、テキストはいちどに4,5冊。
たくさんの曲をこなしながら、緩やかに難しくなっていくので、生徒さんもストレスを感じません。
さまざまなテキストにさまざまな良さがあり、たくさんのテキストを使用することで偏りのない練習ができるように思います。
ピアノを上手に弾きたいな♪
生徒さん達の願いをかなえるために、先生もいろんな工夫をしていますよ~。