生徒さんの思考を刺激する質問、あれこれ
にいおかピアノ教室では、生徒さんの自発性を高めるために、
レッスンの時にさまざまな質問をしながら進めていきます。
手始めは、2択・3択。
「どっちがいい?」
「どれがいい?」
次に理由を質問。
「どうしてそう思うの?」
そして、工夫や方法をうながす質問。
「どんなふうにできるかな?」
質問の目的は、質問攻めにすることではなく、
生徒さん自身が考えて、大切なポイントの答えを自分で出すこと。
だから、「はい」「いいえ」で答えられる質問で終わらずに、
「なぜ?」「どのように?」
理由と方法をたずねます。
たとえばこんなふうに…
●4分の3拍子の曲で、
「この音符は何拍目かな?」
「3拍目!」
「そうだね~。それじゃどんな強さで弾いたらいいと思う?」
「3拍目だから『弱く』。そっか、強く弾いちゃいけないんだね」
●曲の終わりの弾き方を意識してほしいときは、
「同じ速さのまま終わると、曲が終わった感じがするかなぁ?どう思う?」
「突然、切れちゃう感じ」
「そうだね~。どんなふうに弾いたら終わった感じになると思う?」
「ちょっとだけゆっくりさせて、だんだん小さくしたらいいと思う」
などなど、生徒さんが正しい答えに到達するように、
先生、頭をフル回転させて質問を考えます。
生徒さんが自分自身で一生懸命に考え出した答えは忘れにくいですよね。
そういう積み重ねが自発性につながっていきます。
受け身のレッスンではなく、自発的に!
音楽を心から楽しめるようになりますよ~♪