♪楽しく上達♪ 不調の時は ①はっきりとした目標を

うちの子は毎日ピアノの練習をするし、レッスンも欠かさず通っている。
だからずっといつまでもピアノが大好きで、どんどん上達するだろう。

…残念ながらそんなことはないんです。

大人でも子どもでも気持ちの波ってありますよね。
好きだったはずなのに、最近なんだか好きじゃない…
こんな気持ちになることは確かにあります。

ピアノの練習も同じです。
誰でも好調不調の波があるものです。
ピアノの練習がちょっとつらい不調の波が来た時、波を上手に乗り切れるならまたピアノが好き♪でいられます。
どうしたらいいでしょうか?
まずは不調の波が来る前に、ピアノのレッスンを始めたその時から、お子さんに小さな目標と大きな目標をはっきりとわかるように持たせます。

例えば、小さな目標なら

初歩のテキストは曲が短くて簡単なので、
「1週間に5曲練習しよう」
「7月までに今やっているテキストを終わらせよう」

大きな目標なら

「1年生の終わりまでに4冊目のテキストに入ろう」
「3年生の発表会では、エリーゼのために が弾けるといいね」
「6年生くらいでベートーヴェンのソナタに挑戦しよう」

などなど、いろんな目標を持つことができます。

目標もなく、毎日ひたすらピアノを弾いていても気持ちが疲れてしまいますよね。
にいおかピアノ教室ではチャレンジシートを使って1週間の練習の成果が目に見えるようにするなど、いろいろな目標をもって指導しますが、なんといってもお母様の協力がかかせません。目標を達成したら、たくさんたくさんほめて、がんばるとうれしいな♪という気持ちをお子さんに十分味わわせてください。それがまたピアノを弾く力になります。


不調の波のきざしが見えはじめた時は、目標を思い出させて優しく励ますなら、お子さんも上手に対処して波を乗り切り、またピアノが好きでいられます。

不調の波が来た時のもう一つの大切な対処方法は…また別の時にお話ししたいと思います。