幼児のレッスン①はじめに

小さなお子さんが目を輝かせて初めてのレッスンにやってきます。
はやくピアノが弾きたくてたまらないのです。

始めからピアノを弾くことを中心にレッスンして、はたして上手に弾けるようになるでしょうか?
答えは、いいえです。

ご存知のようにピアノは大人が弾くことを前提に作られた楽器です。
ギターやヴァイオリンのように子ども用サイズはありません。
大人が弾く鍵盤を幼児も一生懸命に弾くことになるのです。
まだまだ成長段階にある幼児の指は、音を出そうとして無理に力を入れるなら、怪我をするかもしれません。または変なクセをつけて弾くようになるかもしれません。

そのようなわけで、にいおかピアノ教室では小学校前の小さなお子さんに、無理なくピアノが弾けるようになる指のトレーニングをしています。ピアノに合わせて歌いながら指を動かしたり、力を入れたり脱いたり、お子さんが楽しみながらピアノを弾くための指作りができるプログラムです。

幼児の聴覚もこの時期にどんどん発達しますので、ピアノの音を聴くことも大切にしています。楽しくゲーム感覚で、音当てごっこ、単音・和音の聴き比べなどをして良い耳を育てることは、幼児期にとても大切な事だと思います。

そしてリズムを自然に表現できるように、歌いながら体や腕、指を動かすこと、リズムに合わせて指で楽譜を追いかける練習などを取り入れています。

このように、「ピアノを弾く指作り」、「音を聴き分ける良い耳作り」、「リズム感」を育てることを幼児のレッスンでは特に大切にしています。

もちろんまったくピアノを弾かせないのではありません。
小さな子ども達の弾きたい気持ちを抑えることはできません。
無理なく弾ける楽譜を使用し、「楽譜を見ながら指を動かして」弾けるように始めから指導します。

指だけを見て一生懸命ピアノを弾いている子どもさんをときどき見かけますが、指に集中しすぎて自分が弾いているピアノの音をまったく聴いていないことがよくあります。
ピアノを演奏するということは、楽譜を目で見て音符を理解し、理解した音を指で鍵盤を押して出し、自分が出した音をよく聴く、という作業の繰り返しです。どれ1つ欠けることはできません。
幼児期のレッスンでは、それぞれのお子さんに合わせて、苦手なところを強化するようなプログラムを作り、楽しいレッスン、楽しみなレッスンを心がけています。

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