ピティナのすばやいオンライン対応

 

今年2月は新型コロナウィルス感染が拡大し始め、音楽業界では多くのコンサートやコンクール、イベントがやむなく中止になりました。

3月にサントリーホールで観客を入れて行なわれるはずだったピティナ・ピアノコンペティションの入賞者記念コンサートは、無観客での開催となりましたが、代わりにYouTubeでライブ配信。

なんて粋な計らい!

 

 

わざわざ東京に行ってまでコンサートを聴くのは…と思っていた全国の、いえ世界中の方々が自宅でオンラインで入賞者記念コンサートを楽しむことができたのです。
これって聴衆にとってはかなりすごいこと。

演奏者は無観客という異例の事態と、感染症のリスクを感じながらの演奏だったと思います。
でも入賞者のみなさんはどなたもひるむことなく素晴らしい演奏をしてくれました。

とにかくすごいと思うことは、主催のピティナ側の対応。
あっという間に無観客でYouTubeライブ配信を決断し、即実行。
ギリギリまで様子を見ましょう、という風潮が一般的だった3月初めに感染症のリスクを考えて演奏者にも聴衆にも最善の決定をすばやくしてくれました。

さらにピアノの先生のために、オンラインレッスンのノウハウをどんどん提供。
加えて先生方のオンラインレッスン体験もアップし、オンラインレッスン初心者の先生方が安心してレッスンできるように情報を提供してくれました。

ゴールデンウィークには丸の内ミュージックフェスティバルをオンラインで行ない、オンラインの可能性を示してくれたのが印象的。→丸の内GWミュージックフェスティバル2020 オンライン

ピティナステップはオンラインステップに。
コンペティションは動画審査、YouTube配信。

5月末には「ピアノ教室における新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン」を発表。
何をどう考えて教室を続けていけばよいのか、指針がハッキリしているので参考にさせていただきました。

 

にいおかピアノ教室ではガイドラインを踏まえて、

「すべてのピアノレッスンをオンラインで行っています」

 

今もオンラインで多くのセミナーその他のイベントを開催しているピティナ。

柔軟な姿勢がコロナ時代の音楽との向き合い方を教えています。