すてきな親子

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ラジオを聞いていたら、磐田の龍の子幼稚園のフラフープ大会で、がんばったけど賞が取れなかったお子さんとお母様の会話が読まれました。

賞が取れなくてくやしかったお子さんにお母様は、
「どうしたら賞が取れると思う?」
と尋ねます。

お子さんは、
「お母さんが100回応援してくれて、僕が一生懸命練習したら取れると思う!」
と言っていました。

大切な結論をお子さんの口から聞くことができました。
お子さんは自分で考えて何をしたらいいのかがわかりました。
それを言葉に出すことで、自分が言ったことの責任も自分で持つことができます。
だから自分から一生懸命練習して、その後上手にフラフープができるようになり、後日 賞をいただいたようです。


「僕が一生懸命練習したら…」
この結論をお子さん自身から導き出すために、お母様はこれより前に3つくらい他の質問をしています。

「たくさん練習しなさい!」と、お母様が言ってしまうのは簡単です。
でも、そう言うならお子さんは何も考えずに練習させられることになります。
いやいやすることになるかもしれませんし、責任はお母様に向けられお子さん自身が自分からやることにはなりません。


「どうしたら上手になると思う?」

質問をしてお子さんに考えさせる教え方をするなら、お子さんの自発性がどんどん芽生え、自分の責任で行動できるようになりますね。レッスンの時も生徒さんに考えさせる教え方、心がけています。

フラフープの親子のもう一つのすてきなところは、お子さんの、「お母さんが100回応援してくれて」というところです。お子さんがどんなにお母様のことが好きなのかが伝わってきます。

いつも自分を一生懸命応援してくれるお母さん

この信頼関係が日常でもピアノの練習でも大切なんだなぁ、としみじみ思いました。