「エンジョイベースボール」と「楽しいピアノレッスン」の共通点

2023年夏の高校野球。
優勝したのは慶応高校。

 

 

いつもは中継を見ることもないのですが、今年はなぜか「甲子園に髪が長い高校生がけっこういる~!」という驚きでときどきチェック。

髪が長い…というのは、丸刈りではないということ。
いわゆる普通の男子高校生の髪型で野球をしている、という当たり前と言えば当たり前のことをやっているわけですが、この普通の髪型ができないまま2023年まで100回以上も大会を継続してきた高校野球。

でも今年の大会では丸刈りではない高校がけっこう出場していて、「ようやく…」と、しみじみとした感動を覚えました。

そういった高校野球の常識を覆して優勝した慶応高校の選手たち。
風当たりは相当強かったはず。


野球部のモットーは、
「エンジョイベースボール」

監督の理念は、
ただ笑って楽しく野球をすればいいということではなくて、野球を楽しむためにできることを自分たちで考えながら突き詰めてがんばっていく…というような感じ。

だからエンジョイベースボールは選手自身が考える野球。
考えて強くなっていくと、次のステージに上ることができてさらに楽しくなっていく。
勝利というゴールがあるからこそ、苦しいことがあっても楽しくがんばれる。

 

こんなインタビューを聞きながら、「なんかピアノレッスンと似ている~!」と思ったのでした。

にいおかピアノ教室のモットーは「楽しいピアノレッスン」

それはただ笑って楽しくて~、ということだけではなく、苦手なこともがんばって乗り越えて上手になっていき、上手になったからこそさらに楽しくなっていく、ということ。

だから楽しいレッスンは、がんばらなければいけないこともあるのです。
がんばった先には上手になれた、という達成感や満足感が必ずあるのです。

そのために子供達にはレッスン中に積極的に自分で考えてほしいところ。
考えてもらうためには、先生が全てをやってしまわないこと。
子供達に考えさせる質問をして、自分自身で考えてもらいます。
答えは自分で見つけないとね。
でも、果たして十分にできているのかな?

 

今回の慶応高校のエンジョイベースボールは、私自身の指導の仕方を振り返るとてもよい機会になりました。やっていると思って慢心するのではなく、どうやったらもっと工夫していけるか、もっと効果的にできるか、具体的に考えていかないと!


どんな分野からでも学ぼうと思えばいろいろなことを学べますね。
ピアノ指導者として学びの多い甲子園だったなぁ。
楽しかった♪

エンジョイピアノレッスン